4年に1度のスポーツの祭典オリンピックに「ブレイクダンス(ブレイキン)」が新競技の1つとして追加されました。
ブレイクダンスがオリンピックで見られるのは、2024年のパリオリンピックです。
この記事では、ブレイクダンスができた歴史や魅力、ブレイクダンスの有名な選手を紹介しています。ぜひ最後まで読んでみてください。
ブレイクダンス(ブレイキン)とは?
ブレイクダンスとは、1970年代にニューヨークのストリートで生まれたダンスと言われています。
英語圏ではブレイクダンスのことを「ブレイキン」と呼ばれており、頭や背中で体を回したり、手と頭で体を支えたりするなど、他のダンスよりも迫力のある技が多いのが特徴です。
ブレイクダンスの主な4つのスタイル
ブレイクダンスは主に「パワームーブ」「エントリー」「フットワーク」「フリーズ」の4つのスタイルからできています。
パワームーブ
ブレイクダンスといえば、体を大きく動かして迫力のある技を連想する方も多いと思います。その代表的な技が「パワームーブ」です。
遠心力を使って体を大きく動かす技で見ている人を惹きつけます。
フリーズ
フリーズは、ブレイクダンスの最後に決めるポーズのことです。フリーズという言葉から分かるように、「止まる」ことを意味しています。
パワームーブなどの激しい動きで観客を惹きつけ、最後に体をピタッと止めることで、技に締まりが出る重要な役割があるのです。
エントリー
エントリーは立った状態で行われるブレイクダンスのステップのことです。
パワームーブなどは、手を床に着けて行う動きに対して、エントリーはパワームーブなどに入る前に行う助走的な役割を担っています。
フットワーク
フットワークとは、床に手をおいて足を動かして踊る動きです。パワームーブなどと違い、大技ではなく、エントリーと同じく大技に入るための助走の役割を持っています。
動きがシンプルのため、初心者でも比較的マネしやすいのが特徴です。フットワークが慣れてきたら、パワームーブなどを覚えていくという方も多くいます。
フットワークはシンプルなようで奥が深く、フットワークだけのバトルが開催されているなど、ブレイクダンスの重要な要素の1つです。
ブレイクダンスがオリンピック競技として選ばれた経緯は?
オリンピックに競技としてブレイクダンスが選ばれた理由は、オリンピックに対して若者に関心を持って欲しかったからです。近年オリンピックに興味関心の無い若者が多いため、少しでも興味を引く競技を選ぼうとしています。
その1つがブレイクダンスです。他には2021年東京オリンピック大会に選ばれた、スケートボードなどの若者カルチャーが厚い種目を積極的に新競技として選ぶようになっているのです。
またブレイクダンスは、踊る場所と音楽さえあれば誰でも参加することができます。他のスポーツと違い道具を必要としていないため、競技を始めやすいのも選ばれた要因かもしれませんね。
ブレイクダンスの有名ダンサーを紹介!
堀壱成/ISSEI(イッセー)
堀一成は1997年生まれ(2021年現在24歳)、福岡出身のブレイクダンサーです。
ダンサーネームはISSEI (イッセー)で、プロチーム「コーセーエイトロックス」の監督兼ダンサーを務めています。ISSEIは世界大会でも優勝経験があり、パリオリンピック日本代表選手の筆頭候補と言われているダンサーです。
世界初のプロダンスリーグ「Dリーグ」にも参加しており、人気実力ともに高く、多くの注目を集めています。
半井重幸/Shigekix(シゲキックス)
半井重幸は2002年3月11日生まれ(2021年現在19歳)、大阪出身のブレイクダンサーです。
ダンサーネームはShigekix(シゲキックス)で、パワームーブを中心とした力強いプレイスタイルが特徴のダンサーです。
Shigekixは、2018年10月にアルゼンチンのブエノスアイレスで開催された第3回ユースオリンピックで、ブレイクダンスが正式競技として初採用された際、日本代表として参加しています。その大会で銅メダルを獲得しており、2024年パリオリンピックで金メダルに近い選手と言われています。
まとめ
ブレイクダンスの歴史や魅力を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
ブレイクダンスは体全体を使った大技が魅力的なダンスです。ダンスの中でも特に迫力があるため、見ていて盛り上がること間違いないでしょう。
2024年のパリオリンピックにも競技として選ばれているため、今後さらに注目されていくダンスです。オリンピックに向けて今からブレイクダンスにハマってみてください!